ある結婚式で…。

大千瀬っ子

2010年12月14日 23:50

佐久間の若者、 妻をめとる。
佐久間の未来、 わずかながら前進。



5日、 ある結婚式で、 新郎の母。



感謝の花束を手渡され、 新郎と握手した。
大きくたくましくなった手のひらの厚みを感じる。 
そのとき、 息子がわたしの目を見て黙ってうなずいた。
その瞬間、 急に涙があふれて…。


きょうから、 わたしの手が、 新婦の手に代わる。 


泣けることはないと思って臨んだ披露宴、 ハンカチもなく。 
頬をつたって襟元に落ちるしずく。 恥ずかしいほどに。

姉二人を送り出したときでさえ、 こんなことなかったのに。


27年間、 寡黙だった息子。
父親には遠慮していたのか、 わたしにはときどき憎まれ口も。

でも、 やさしい性格はずっと変わらない。


きっと、 明日からの生活でも、 お嫁さんにやさしさを…。





14日、 きょうは28歳の誕生日。










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