秋の幸 「ムカゴ」。
秋になると山芋のツルの葉の付け根にできる丸く小さな実。 大きさは手の指の頭ほど。 これが、 いわば山芋の赤ちゃん、 「ムカゴ
(零余子)」 です。
ハ-トの形をした葉の色が黄色くなり始めると、 風が吹いてツルが揺れたり、 指で軽く触っただけでもポロっと取れます。 地上にもたくさん転がります。
生で食べると、 シャキシャキとした歯ごたえ。
ホクホクとした素朴な味わいはトロっとして、 口の中に山芋の香りが広がります。
これぞ秋の味覚、 山の幸。
ムカゴを炊き込んだ 「ムカゴ飯 (めし)」 はよく知られていますが、 フライパンで塩、 こしょうだけで炒 (い) る 「炒りムカゴ」 も簡単で、 ビールのおつまみにピッタリです。
(写真のムカゴは、 正味60.3グラム。)
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