やっと仮橋に。
崩落した国道473号原田橋の代わりとして利用している天竜川河川内の仮設道路だが、 2月に開通してから大雨による川の増水や、 上流の佐久間ダムの放流によってすでに3回通行止めになっている。 すぐ新しい橋が建設されるわけでもなく、 新橋が架かるまで今後何年もの間、 このようなことが繰り返されるのは大概にしてほしい。
先日、 市は、 この仮設道に増水のとき水没することを想定した橋 「沈下橋」 (ちんかばし、 ちんかきょう) を設置する方針を発表した。
(4月15日付 「
仮設道路は 「沈下橋」 に。 」 )
仮設道路の改良を望む地域の声にやっと応じてくれたという感じ。
きょう、 その改良計画の中身が報道された。
計画によると、 これまでの仮設道路を南東側に付け替え、 全体的に約2メ-トルかさ上げする。
現在水流のあるヒュ-ム管部分は長さ約44メ-トル、 幅約6メ-トルの 「潜水橋」 (せんすいきょう、 もぐり橋) 構造にするという。
潜水橋 (沈下橋) は、 ダム放流時に冠水しても流失することはなく、 大雨による増水だけなら1.5メ-トルの水位まで通行できるらしい。
橋以外のかさ上げ (土盛り) 区間も、 水流による損傷に耐えるよう補強する計画。
工事はきのうから始まった。 完成は6月下旬。
なくなった原田橋にやっと仮橋が、 ということに。
通行止めの回数が少なくなることが なによりうれしい。
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