記憶の中へ。

大千瀬っ子

2023年03月24日 15:54





 蓄膿(ちくのう)の手術や川遊びで患った中耳炎の治療。診察に通った人は数知れず。

 近隣の町や村からも多くが訪ね、夏休みには診察の順番を待つ人が道路にあふれるほどでした。
 



 昭和の初期から地域に親しまれてきた耳鼻咽喉科医院でしたが、10数年ほど前に閉院。

 佐久間町川合地区、街の一風景としてたたずんでいた診察室や入院病棟の解体工事が、先日から始まりました。




 医院向かいにあった駄菓子屋「まことや」や、軽食の「みたや」「わかづる」など、往時賑わった商店の存在も忘れ去られようとしています。

 長年の思い出や記憶が重なる 時代の名残りが静かに消えてゆきます。












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