天龍峡-龍江ICが17日に開通。10日には開通前のウォ-キングも。
三遠南信自動車道の一部、飯喬道路(飯田市山本―喬木村氏乗、22.1キロ)のうち、「天龍峡大橋」(川路-千代)を含む天龍峡IC(川路)-龍江IC(龍江)間(4.0キロ)が、今月17日午後3時に開通することになりました。
今回の開通によって、同市山本の中央自動車道から喬木村境までの約14.6キロがつながることになり、中央道と天竜川の東岸方面間のアクセスが一段と向上。 龍江ICから中央道への所要時間は現況の約16分から約10分に短縮されるということです。 これで飯喬道路の未供用区間は、矢筈トンネルにつながる喬木ICまでの7.5キロのみとなります。
開通区間内の天龍峡大橋は、愛称が「そらさんぽ天龍峡」。 この橋は、名勝天龍峡の天竜川とJR飯田線をまたぐ全長280メートル。 車道の真下に幅2メートルの歩行者用通路を設け、高さ80メートルの歩道(回廊)からは、雄大な天龍峡や山並み、JR飯田線などを見渡せます。
開通に先立ち11月10日には、地元主催の開通記念イベントが行われます。
飯田市
https://www.city.iida.lg.jp/soshiki/31/pre-event.html
パンフレット
https://www.city.iida.lg.jp/uploaded/attachment/42199.pdf
三遠南信道は飯田市の中央道と浜松市の新東名をつなぐ約100キロの高規格幹線道路。
長野県内の現道活用区間の整備はほぼ完了し、今回の区間を含めて約59キロが開通します。
長野、静岡県にまたがる青崩峠トンネル(約5キロ)は本坑の掘削が両県側から行われ、9月末現在で計363メートル進んでいます。
水窪佐久間道路(14.4キロ・浜松市天竜区)も事業着手され、今後に調査設計などが行われ、2027年に開業予定のリニア中央新幹線と併せた開通を要望しています。
最初の3枚の写真は、17日に開通する三遠南信道の「天龍峡大橋」と、歩行回廊。
この撮影場所からは、南アルプスの仙丈ケ岳、中央アルプスの南駒ヶ岳を見ることができます。
南駒ヶ岳(左)と仙丈ケ岳。
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