佐久間ダム建設のム-ビ-ワ-クは?

大千瀬っ子

2020年04月23日 10:50

 昭和28年に着工し、わずか3年後の昭和31年(1956年)10月に竣工した佐久間ダム。 東洋一の規模と謳われ、日本の戦後復興の象徴となりました。
 ダム完成の半年前、佐久間発電所で23万キロワット(最大出力は35万キロワット)の一部運転が始まったのが、きょう4月23日。

 そんなことが、当時撮影された記録映画に残っています。
 岩波映画社の「佐久間ダム」はよく知られていますが、ダム本体工事を担当した間組が制作した「佐久間ダム建設記録」(英映画社)は、あまり目にすることがありません。 第1部・第2部合わせて約100分の大作です。

  ・湖底に沈んだ村々の風景
  ・落橋した原田橋の上流に架かっていた初代の原田橋
  ・工事専用の引き込み線だったB型鉄橋をダム建設資材を積んだ貨物列車が通る様子
  ・上島(現在の佐久間分校)周辺
  ・作業員宿舎があった朝叶地区
  ・工事用道路の飛竜橋架橋工事
  ・セメント運搬道路として、現在の県道1号が造られる過程
  ・付け替えられた飯田線開通の様子

など、ダム堤体工事の記録もさることながら当時の佐久間村のあちこちが映し出されています。

 新型コロナウイルス感染防止のため外出もままならない昨今、テレワ-クならぬム-ビ-ワ-クで、往時をゆるゆると顧みるのはいかがでしょう。


 ★「佐久間ダム」(30分00秒)
   https://www.youtube.com/watch?v=XOAwDATHwZo


 ★「佐久間ダム建設記録・第1部」(45分07秒)
   https://www.youtube.com/watch?v=PwcSdsmT2Vg&feature=youtu.be


 ★「佐久間ダム建設記録・第2部」(58分30秒)
   https://www.youtube.com/watch?v=dZadmJTIxak&list=RDCMUCemRkHqzjN0IgMCiJlC_Ckg&start_radio=1#t=339












関連記事