飯喬道路、部分開通へ。

大千瀬っ子

2008年02月27日 07:04

 三遠南信自動車道 (延長約100km) の起点部分となる 「飯喬道路」 は、 長野県飯田市山本の中央自動車道から同県喬木村の喬木ICまでの22.1km。  この区間は三つの工区に分けて事業が進んでいます。 
 その第1工区となっている、 飯田山本ICから飯田市川路の天龍峡IC区間 (7.2km) がまもなく開通の運びとなります。


 この様子を報じる地元新聞 (「南信州」 「信州日報」 など) の新春特集号が最近手に入りました。

 三遠南信自動車道関連で埋め尽くされている紙面を見ると、 同区間開通に対する住民の喜びと この地域の期待の高さがうかがわれます。

 ところが、 愛知・静岡両県の地元紙 (4紙) の2008新年特集はというと、 両県を結ぶ 「三遠道路」 の工事に関する記事はほとんどなし。 愛知県の東日新聞だけが3日の紙面でわずかに1ペ-ジ。  でも、 来年 (あるいは再来年?) の正月には、 各紙とも、 鳳来引佐間の開通を祝う特集記事で満載になることでしょう。

 

 ともあれ、 飯田山本~天龍峡IC間はまもなく完成です。 予定では3月中に開通ということでしたが、 このところの降雪の影響などで4月にズレ込むこともあるようです。


 さて、 今回開通する区間のインタ-チェンジの名称は、 昨年8月に正式決定されたもの。 ICの完成予想図とともに、 IC名が決まったいきさつを紹介しておきましょう。

 ≪飯田山本IC≫
 計画段階では 「飯田南JCT (ジャンクション)」 と 「飯田南IC (インタ-チェンジ)」 と仮称されていましたが、 お互いの距離が300mと近い上、 名称が同じだと利用者にとって分かりにくいことから、 JCTとICを一体化。 さらに、 建設地・山本地区の名を名称に加えて 「飯田山本IC」 とされました。
 写真左右に走る2本の道路は、 上が中央自動車道、 下が国道153号バイパス。 いずれも右が飯田方向。

 ≪天龍峡IC≫
 仮称は 「天峡IC」 でしたが、 天竜奥三河国定公園の名勝地の表記に合わせて 「天峡IC」 と決定しました。
 写真左下が飯田山本IC方向。 右上方向に第2工区が延伸します。 左右の道路は国道151号(左・飯田、右・豊橋方向)。


 (一番初めの写真は、 飯田市山本の国道153号近くから、 橋長185mの1号橋と飯田山本IC方向を撮影。) 

 三遠南信自動車道に関する全記事はこちら。 
 新東名 (第二東名高速道路) に関する記事はこちら

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